【連載6】情シスとコーポレートITに関わる仲間に役立てる場を、「情シスSlack」コミュニティにフォーカス

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こんにちは!TECH Street編集部です。
「コミュニティフォーカス」第6弾をお届けします。

「コミュニティフォーカス」とは

TECH Streetコミュニティメンバーが気になるコミュニティについて、
下記3軸にフォーカスするインタビューコラムです。
  ・コミュニティ
  ・コミュニティで活躍しているヒト
  ・コミュニティを運営するヒト

「コミュニティフォーカス」第6弾は、「情シスSlack」コミュニティを運営するなーねこさん、yokoyamaさん、EugeneKさん、おかしんさんの4名にオンラインでお話を伺いました。

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yokoyamaさん(左上)、なーねこさん(右上)
おかしんさん(左下)、EugeneKさん(右下)

 

――まずは、「情シスSlack」というコミュニティが立ちあがった経緯からお聞かせください。

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なーねこ氏

なーねこ氏:当時、ひょんなことから僕が“半分は情シスで、半分は人事”みたいな役割を任されて、1年くらい経っていましたかね。情シスとしてはほぼ未経験でしたし、周囲に聞く人がいなくてどうしようと困っていたのですね。

忘れもしない2019年4月9日、Twitterで自分がわからないことを質問したら、情シスの方々からいくつか反応があって、手ごたえを感じていたので、もう少し仲間を作りたいと思いました。そこでひとつテーマを決めて、課題共有会をやろうと募集をかけたのですね。それで集まったメンバーが、結局、このコミュニティの立ち上げメンバーになったという形です。

課題共有会の最後に、yokoyamaさんが「このようなSlackの集まりがあると良いのでは」と提案してくれて、帰宅後すぐにSlackを作ってくれて、みんなで参加したという経緯です。

 

――なーねこさんの書き込みを見て、皆さんはどのように感じ、繋がろうと思ったのでしょうか。

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yokoyama氏

yokoyama氏:勉強会の内容が当時勉強している分野だったので、参加しました。それまでもベンダーさんの開催するイベントや、定期的にあるようなユーザー会などのイベントに参加することはありましたが、SNSから知らない人に連絡を取ってイベントに参加するというのは、初めての経験でした。他社で同じような業務をやっている人と繋がりたいという気持ちがあったのだと思います。実はイベントに参加する前から「Slackで集まりを作りたい」と提案してみようと考えていました。

実際にイベントに参加したら、少人数ということもあり、あまり外では話さないようなことまで話すことができて大変盛り上がりました。情シスに対する考え方や感じている課題感も近く、このメンバーと一緒にやりたいと思い、会の最後に思い切って提案をしました。そうしたらすぐに皆さんにも共感してもらい、それが今に至ります。

どうして、Slackだったのかというと、当時、仕事でも使っていましたし、プロダクト自体好きだから、という理由でした。あとは、お金もかかりませんし、私を含む他のメンバーも使い方を知っていますし、スタートするための障壁が少ないと考えました。

今ではありがたいことにとても大人数の方が登録されていますが、当時はここまでの人数になることは想定していませんでした。ある程度身内のメンバーと気軽にコミュニケーションが取れるという理由で、Slackを使い始めました。

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EugeneK氏

EugeneK氏:私もyokoyamaさんと同様で、それまでベンダー主催のイベントには参加したことがありましたが、個人やユーザーのコミュニティは初めて。情シスというカテゴリーのコミュニティをずっと探していましたが、当時はなかなか他にありませんでした。なーねこさんのTwitterを見つけたのも、情シス系の検索を頻繁にやっていたことがきっかけでした。

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おかしん氏

おかしん氏:僕は途中から運営にジョインしましたが、このコミュニティ自体にはほぼ最初から参加していました。自分なりにこのコミュニティを盛り上げていきたいと思っていましたし、それはとても意義のあることだと思っていました。

ある一定以上の規模の会社であれば、最初は総務の方がシステムの管理やPCの調達をやりつつ、徐々に情報システム部門ができ上がってきたりします。つまり、一定以上の規模の会社には、ほとんどの場合、情報システムという職種がありますが、それぞれの会社の中でそれぞれのやり方があります。しかもコンプライアンスや守秘義務的なところもあるため、各社がどのようなやり方でシステムを構築しているのかといった知見が、なかなか表に出てきませんでした。

しかし同じ職種で知見をシェアし合うということが、その職種全体のレベルの底上げにも繋がりますし、それが地位向上にも繋がります。今はIT無しではビジネスの拡張はありえないので、情シスの存在価値が高まることによって、日本のビジネスもより良くなっていくのではないかと思っているのですね。なので、このコミュニティを盛り上げることはかなり重要だと思っています。

なーねこ氏:おかしんさんの言うとおりですね。情シスは重要でありながら、広報などと同じように絶対数が足りていません。いわゆる“ひとり情シス”状態で、周囲に仲間がいないというケースもよくあることです。

まずは相談しあえる関係をつくるようなイメージでこの活動を始めましたが、そのあとすぐに、広報のコミュニティ#PRFunhoを立ち上げたクックパッドのマーティンさんが「バーチャル同僚感」というキーワードを言っていて、まさに“それだ!”と思いました。同じ会社に所属してはいませんが、情シスにはバーチャルな同僚感があり、情シス全体で複数の会社を支えているというイメージを持っています。

また、このコミュニティはその仲間たちが成長し合う場にもなっています。そのためにコミュニケーションが取りやすくなるイベントを実施したり、発表の場を作ったりしています。

今は人数が増え、コミュニケーションが活発になりつつあります。同じような業種の人や同じような考えの人など、今まで散らばっていた人たちも集まれる、仲間を作れるきっかけとなるハブにもなっています。

ここでいろいろと仲間を探して、よりコアな仲間たちがまた小さなコミュニティを作ります。実際に今、そのような動きがあり、複数の勉強会が立ち上がっている状況ですね。おかしんさんもいつも面白い企画を提案してくれています。

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おかしん氏:管理部門系というのは情シスに限らず、例えば誰かが退社して誰かが入社するという流れがあり、その業務フローをどのように整えていくのかというのは、各社で違います。なので、どういうものがベストプラクティスなのかというのは、自分たちの世界に閉じていたら分かりません。そこでいろいろな知見が集まることで、新しい知見が生まれます。

例えば、開発エンジニアであれば、「この実装はこうすればいい」という一般的な知識として広まりやすいです。情報を共有できるサイトもありますよね。しかし管理部門系のプラクティスというのは、知見が広まりにくいです。なので、このようなコミュニティがあることによって、体系化されて知見が広まっていくと思います。エンジニアのコーディングのように、本に書けるような知見ではありませんが、だからこそ、みんなの会話の中からいろいろな知識が出てきたりします。

yokoyama氏:このコミュニティで得られる恩恵として、例えば自社で使っているITソリューションがあり、その使い方についてはサポートなどに聞けば分かります。しかし活用法や、実際に導入してみるとこういうことがあったという生の声が聞けるということが、私としては大事にしていることでもあります。情シスに関連する業務をしている方であれば、入ればとてもタメになる、業務にも活かせる情報ではないかと思っています。

また情シスSlackでは、関わり方を自由にするということも大事にしています。「このコミュニティに入ったら、このような活動をしてください」ということを決めていないので、参加するのも抜けることも自由ですし、参加して発言するのも、ずっと見ているだけということも自由です。

情報を発信する場としてこのコミュニティを活用していただいてもいいですし、横の繋がりを作りたい人は、コミュニティに入って誰かとコンタクトを取って仲良くなる場として捉えていただいてもいいです。ざっくりとしたマナーは決めてありますが、それ以外の部分は基本的に皆さんにお任せしています。それは今までも大事にしてきましたし、今以上に大きくなっても大事にしていきたいと考えています。

EugeneK氏:情シスSlackの目的は、コーポレートエンジニア、情シスにあたる人が情報を発信したり共有してもらうことです。最初のなーねこさんの勉強会がまさにそれで、情報を知りたい人や共有したい人が最初に集まってできたので、そういう気持ちが強く、上手く回ったからこそ同じような人が集まり、コミュニティが大きくなってきたのだと思います。

 

――こちらのコミュニティには、どのような業界に属する方々がいらっしゃるのですか。

おかしん氏:よく発言される層で言いますと、Web系のIT企業の方が多いような気がします。しかし約3600人という規模からすると、それも一部なのかもしれませんね。Web系やIT系の人たちというのは、もともと外に発信することに親和性の高い人たちが多いため、前に出てきているというだけで、意外と製造などの非IT業界の方々も、一定の割合で参加されています。私が把握しているだけでも医療関係、学校関係、NPOの方もいますね。

 

――約3600人ってすごいですね。ここまで大きくなるというのは、ここならではの特質があるのでしょうか。今まで横の繋がりが作りづらかった情シスの人たちが中心に集まって、自分たちが欲しい情報を共有できるという本質的な魅力以外にも何か強烈な求心力がありそうですね。

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なーねこ氏:今までの情シスのコミュニティというのは、エンタープライズ寄りの人たちが作ったものや、コンサルタントのような方々が主導するようなものが主流でした。ところが、このコミュニティはそこまで有名ではない普通の情シス担当者が作っていて、マウントを取っているわけでもなく普通に話しているので、そういう場が良かったのかなと感じています。

おかしん氏:もともとみんなが、こういったコミュニティを求めていたということもありますが、運営サイドが企画するイベントにもそれなりの吸引力があると思っています。例えばクリスマスの時期には、毎日みんなで記事をあげてまとめる「アドベントカレンダー」を企画。そのイベントに初めて参加した人は、「このコミュニティであれば有益な情報が得られそうだ」という感覚を持ったのだと思います。

また、メディアやyokoyamaさんが書いてらっしゃるnoteの記事などからSNSでバズったりして、「こういうものを探していた」という人たちがこぞって入ってくる。そんな現象が起こり続けていると思います。

また、後から入った私からすると、最初の立ち上げメンバーの人柄も良かったと思います。たとえば、EugeneKさんはとても知識が豊富ですが、それまで情シス界隈で脚光を浴びていた方のような威圧感がありません。こういう方々が互助的にやられていたので、すごいことをやっているのに敷居が低そうに見えたのだと思いますね。

EugeneK氏:実務をやっている人が集まったという点も大きいと思います。管理職になると立場が変わってくるので、現場で実際に手を動かしている人が集まって始まり、そういった方たちが活発に話をしているということがコミュニティの良いところだと思います。

情シスSlack主催のイベントで私も司会をやりましたが、こういったコミュニティで発表をしたことが無い人向けにイベントを開催したりして、そこで初めて発表をした人がまた次のイベントを作ったりしています。今では、情シスSlackが絡んでいない情シスのイベントが本当に増えています。全てが情シスSlackのおかげということはないと思いますが、間接的に良い影響を与えていると感じています。

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――創設メンバーの間では、意図的に敷居を低くしたいといった思いがあったのでしょうか。

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EugeneK氏:情シスSlackは、今でも最初に何かをチェックをしたり、紹介制にしたり、ということは行っていません。いろいろな人に入ってほしいという思いがあったので、意図的にリンクを踏めば誰でも入れる状態にしました。実際に誰でも入れるので、売り手、すなわちメーカー側の人たちが入っていることは分かっています。しかし空気を読んでいただけているのか、宣伝のようなものは少ないと思いますね。

なーねこ:自浄作用が働くと言いますか、注意事項に違反している人が来てもみんなが反応していません。なので、自然といなくなってしまいます。

EugeneK氏:空気を読むということかもしれませんが、それがコミュニティ上できちんとできていると感じますね。

 

――すごいですね。そういった空気というか、カルチャーができあがったのには、どのような要因が考えられるのでしょう。

おかしん氏:私は6、7割が職種柄だと思います。コーポレートや情報システムという職種というのは、営業やマーケティングなど様々な人がいる会社の中で、情報システムの管理を担っています。コンプライアンスや情報セキュリティに携わる人なので、そもそもそういうモラルが高い人しかやっていけない職種なのですね。だから、自然とそういうことができてしまうのでしょうね。

yokoyama氏:そうですね。オープンなので、いろいろな人が入ってくるというリスクを懸念しましたが、営業やベンダーの方が入ってきても、主に話す相手である情シスの方がたくさんいるコミュニティで、規則に則っていない宣伝をしても、印象も悪くなり全くメリットがありません。

営業やベンダーの方もいますが、積極的な宣伝活動というのはしていないですね。彼らは、情シスの方がどのような所にアンテナを張っているのか?そんな情報収集をしていると思います。それはベンダーの方にとっても良い情報になりますからね。それはそれで良いのではないでしょうか。

 

――なるほど、なんか大人というか、懐が深く、しかも幅広いコミュニティですね。情シスの方以外では、どのような方が参加しているのでしょうか。

おかしん氏:人事の方も一定数いると思います。コミュニティ内で情シスの採用イベントを開催しているので、その流れで入ってこられていますね。総務の方もいます。または、情シスがいない会社の経営者やCTOの方も結構います。

経営者自身が情報システムを担っている場合もありますよね。経営者は最初、経理も担当したりしますから、それと同じようにシステムも見ている経営者もたくさんいます。本当は自分でシステムを見たくないから、“誰かいい人がいないかな”と物色している人もいるかもしれません(笑)。

 

――この参加者の方々は、みなさんはどのようなことを得られているのでしょうか。何か運営側に声が届いていたりしますか。

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なーねこ氏:まずは、色々な勉強会が開催されていますから、それぞれが得たい知見をチョイスすることができます。また、このコミュニティで知り合ったことによって、Twitter上でも気軽に議論が起こるようになりました。よくあるのは情シスの待遇や評価、経営層とやり取りをする際の経営側の理解についてといった話です。そういった議論が外から見えるところで行われたり、それに触発されて社内で動いてみたという人が少しでも出てきたりということが、業界全体の改善に繋がっているのかなと思います。

yokoyama氏:情シスSlackに入ったことがきっかけで、自分が住んでいる地域に特化した情シスコミュニティを立ち上げた方が何名かいらっしゃいます。コミュニティ内で仲良くなったメンバーや意気投合したメンバーが、新たなイベントやコミュニティを立ち上げていくというのは、とても良い動きだと最初から考えていたので、そういう話を聞くととても嬉しいですね。

EugeneK氏:私たち運営サイドもたくさんの知見を得ています。立ち上げたメンバーは全員、コミュニティの運営については初心者でした。おかしんさんに途中から入っていただいてコミュニティもグレードアップしましたが、ルール作りなどもそれまでは手探りで、どのように作っていけばいいのかさっぱり分かりませんでした。経験を通じて私たち自身もコミュニティの作り方や運営方法を学べたのは大きいですね。

 

――どのように会員を巻き込んで、いつ頃から活発に動き出したのでしょうか。

EugeneK氏:立ち上げてからはTwitterなどで宣伝をして、100人ほど入ってくれましたが、書き込みはなかなかしてもらえませんでした。管理者から「この使い方はどうでしょうか」と投げてみたりしましたが、なかなか活性化には至りません。

立ち上げて1週間後に運営メンバーで集まって話し合い、オフラインのイベントを企画することにしました。最初のイベントは立ち上げてから2カ月ほど経った頃。その頃には200人ほど集まっていたと思いますが、実際にイベントで顔を合わせて空気が変わりましたね。そこでまた繋がりができて、参加者同士で会話が始まるようになりました。

 

――多くのコミュニティは運営側が人を繋げようと頑張るイメージがありますが、このコミュニティは最初に顔を合わせるようにしただけで、あとは自然発生的に繋がったという感覚でしょうか。

EugeneK氏:停滞していた時期もあったので、そういう時はまたイベントを計画したりしました。仕掛けとまでは言いませんが、しかるべきタイミングで話題になるようなイベントや企画をするように心がけ、コミュニティを動かすようにしています。

なーねこ氏:少しでもお互いの顔を見て知っていればSlack内でも話しやすいですし、人前で発表したことがない初心者向けにきっかけを与えるようなイベントを作ったりすることも重要です。先ほどの話にもでましたが、年末のアドベントカレンダーで初心者枠を作るなど工夫をしていますね。

 

――今後のコミュニティ活動の展望についてお聞かせください。

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yokoyama氏:運営サイドとしては、どんどん新しく変わっていかなければならないと考えています。今のままずっと価値を提供できるとは思っていない部分もありますが、最初に作ったときの目的や大事にしていたことは大きく変えるつもりはありません。これからもしっかり残していきたいと思っています。

規模が大きくなってきていますが、まだ参加されていない方や、過去に参加していたけれども抜けてしまった方などもたくさんいらっしゃいます。このコミュニティを知らない方に知っていただき、世の中の情シスやコーポレートに関わる業務をしている方たちに役に立てる場を継続していきたいと考えています。いろいろな方に情シスSlackを知っていただき、その方の仕事が楽しくなるようなコミュニティにしていきたいと考えています。

なーねこ氏:yokoyamaさんがおっしゃっていることもそうですが、以前、管理メンバーの中で後生の育成について話が出たことがあります。これから情シスや、コーポレートのIT周りに携わる人たちの成長に繋がる活動が広がっていけばいいなという思いがあります。時代的にも、今の日本の産業はITの力が必須になってきているので、このコミュニティから生まれてくる若い世代に力が付いてくると、結果的に日本の企業が強くなります。そうやって少しずつ業界を変えていければと考えています。

EugeneK氏:情シスについて知られていないことがたくさんあります。とくにITに疎い方や、会社にシステム部門がなかったりすると、「情シスってなに?」と今でも言われることが多いです。今の情シスの方向けのコミュニティはこのまま維持をしていきたいのですが、そうではない人にも情シスを理解してもらえるように働きかけたいですね。

必ずしもコミュニティに入る必要はありませんが、情シス自体が理解してもらえれば、先ほどなーねこさんがおっしゃっていたように会社自体がよくなり、仕事がしやすくなると思います。情シスの地位向上とまでは言いませんが、知ってもらいたいという気持ちは強く持っています。そういう活動になればいいなと思います。

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おかしん氏:情報システムというのは、いろいろな会社が作っているシステムを導入して仕事をします。そういう会社は、我々に営業をしてきますが、良い意味で、そのベンダーの方たちも一緒に入ってきて、課題についてフラットに話せるような場になるといいですね。

各社のレベルも上がり、我々のニーズも満たされるようなものがこのコミュニティを通じて生まれてくると、真の意味で良いコミュニティになれると思います。さじ加減がとても難しいですが、ベンダーや我々も含めたコミュニティという側面も作っていきたいですね。

 

――ありがとうございます!最後にメンバーの方や、これからメンバーになる方へメッセージをお願いいたします。

おかしん氏:情シスに限らず、総務や法務、経理、マーケティングなど、情シスと一緒に仕事をする部門の方も遠慮なく入っていただき、一緒にシステム化などの話ができたらいいですね。情シスの方はみなさん優しいので、他業種の方も優しく迎えてくれると思います。

EugeneK氏:コミュニティに入った際に閲覧いただく注意事項には「見ているだけでもいい」と書いてあります。しかし、コミュニティの中で1つ質問をしてくれるだけでも様々な反応があり、いろいろな見方が返ってきます。参加されるのであればぜひ積極的にコミュニティに関わっていただけると、より自分の経験に繋がると思います。ぜひ発言もしていただけると助かります!

なーねこ氏:おかしんさんも言うとおり、情シスだけではなくて、コーポレートITに関わる方には気軽に参加してほしいと思います。そして、小さいことでもいいので、恥ずかしがらずにアウトプットをすることにチャレンジしていただけると、みんなの成長にも繋がると思っています。初めてアウトプットをする場としても、利用していただきたいですね。

yokoyama氏:現在、参加されている方々のおかげで、ここまで続けることができていると思います。まずは、使ってくださっている方へ感謝の意をお伝えしたいです。そして、これから入る方に伝えたいのは、何か少しでも「聞きたいな、知りたいな」と思うことがある方は、ぜひ参加していただいて何でも聞いていただければと思います。情シスの業務範囲は本当に幅広いので、どこかの誰かがきっと回答できると思います。

以上が第6回のコミュニティフォーカスです。
なーねこさん、yokoyamaさん、EugeneKさん、おかしんさん、ありがとうございました!

オンラインでの取材となりましたが、運営の皆さまのお人柄の良さ、仲の良さが伝わって来ました♪笑顔ショットで締めくくり。

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次回も会員が気になるコミュニティについて深堀っていきます!今後のコミュニティフォーカスもお楽しみに。

▼情シスSlackに参加したい!という方はこちらから
https://launchpass.com/corp-engr

(取材:伊藤秋廣(エーアイプロダクション) / 撮影:古宮こうき / 編集:TECH Street編集部)