
こんにちは、TECH Street編集部です!
この記事では、2025年6月4日(水)に開催した「エンジニアの自由研究発表会vol.10 業務外でエンジニアスキルを活かしてみた!」の各登壇者の発表内容の紹介と、イベント中に回答しきれなかったQ&Aを記載しています。
今回はエンジニアスキルをプライベートに全力投球した成果を発表いただきました。
登壇者はこちらの方々!

小澤 陽介 氏
パーソルキャリア株式会社
リードデータアナリスト
前職では機械系メーカーR&Dにて数理最適化のアプリケーション開発及び工程可視化に従事。 パーソルキャリア入社後、アナリストとして、主に生成系AIに関連するアプリケーション開発や検証に従事。現在はグループ企業向けのML推薦システム構築に携わっている。

うーたん 氏
株式会社ゆめみ
エンジニア
技術書同人誌博覧会のコアスタッフや若手ふんわり勉強部という若手エンジニア向け勉強会、エンジニアニメというをIT業界に関わる方が集まってアニメから得た学びについて語り合いながら交流する勉強会を主催しています。 勉強会や技術カンファレンスなどで登壇や技術同人誌を執筆も行っています。

ななみん 氏
通信会社に勤務し、自転車シェアサービスの立ち上げ、スマートフォンの開発、Fintechサービスの立ち上げなどを経験。好きなものは、新しいガジェット、ネコ。好きな人は、アインシュタイン、ショパン。引っ越しをきっかけに自宅のスマートハウス化に挑戦中。

豊田陽介 氏
ガジェットや面白そうな技術が好きで、それらを使った試作をよくプライベートで行ったり、作ったものをメーカーフェア等のモノづくり系の展示イベントに出展したりしています。また他の個人の活動として、IoTやビジュアルプログラミング等の技術コミュニティを単独・共同で主催したり、イベントでの登壇や技術記事の執筆などの活動も行っています。
おやつは300円まで!の最適化を模索してみた
小澤 陽介さんの発表内容については、以下の記事リンクからご覧ください。
市町村のオープンデータを使って「公園・トイレの口コミマップ」を作ってみた
うーたんさんの発表内容については、以下の記事リンクからご覧ください。
スマートハウスの蓄電性能の効率化を実現してみた〜電気自動車編〜
ななみんさんの発表内容については、以下の記事リンクからご覧ください。
総額200円の入力インターフェースで年齢問わず楽しめる体験型展示
豊田陽介さん の発表内容については、以下の記事リンクからご覧ください。
Q&Aコーナー
(Q)厳密解法の場合は、何通りくらい(どのくらいのオーダー)の計算をしているのですか?
小澤:「組み合わせの数」は, 今回のケースだと2の50乗オーダーです。 しかし、 数理最適化の求解(実践)では「変数の個数」の方が重要です。今回は変数50個ですので、 実践的なモデルだとかなりスケール小さめな部類になります。
私の経験では、 変数が300万個のモデルを見たことがあります。それくらいのボリュームになると、 現在のコンピュータでも太刀打ち出来なくなってきます。そこで、 ヒューリスティックや問題の分割など、 更に実践的な数理最適化の技術が必要になってきます。
(Q)エンジニアニメ気になります!アニメ×テクノロジーテーマなのですか?それとも純アニメテーマですか?あと、せっかくなので今期一番推しアニメなんですか?と聞いておきます
うーたん:アニメとエンジニアの自分を重ねて学びにするといったテーマです。
(Q)オープンデータってバンバン活用したいですね。オープンデータってみんなどれくらい使っているのでしょうか?自治体とか公共系ってデータ古いことが多いのが辛いですね
うーたん:データが古いっていうのはよくあります。あとはデータが入っていたりいなかったり。
提供してもらえているだけありがたい。あとはこちら側の技量に掛かっているなと感じています。
(Q)良きアプリですね!今後の改修・バージョンUP予定ありますか?
うーたん:最終的には市に開発者として貢献できたらいいなと思っています!
(Q)スマートハウスって、電池の交換サイクルってどんな感じですか?電気自動車の電池も何年くらいで交換なのか気になります。むかしって結構交換で値段も高かった記憶が。進化してるのかなー
ななみん:8年間もしくは16万km走行で、SoHを70%保証されるので、その程度は担保されていると思います。(有料ですが)10年間もしくは30万kmまで保証するというメーカー(BYD)もあり、電池技術はどんどん進化しています!
(Q)目の付け所が素敵です。充電ロスってどこで気付いたのですか?
ななみん:充電出力(kW)と時間を積分すると電力量が算出できますが、実際にEVにチャージされている電力量と比較すると充電のロスが分かります。
(Q)スマートハウスって総額的に、Notスマートハウスよりもお安くなるのかな?立地次第?
ななみん:日常の足となる自動車は必要なのでEVの価格は除外して、太陽光パネルやパワコン、HEMSなどのシステム、V2Hを導入しスマートハウス化した場合、10~15年で初期コストが回収できると試算しています。本当に試算通りだったのか?はnoteでも発信していきたいと思います!
(Q)個人でやるには規模が壮大すぎて感服です!アプリはご自身で作成されたのでしょうか?
ななみん:システム構成は業者さんの提案をもとに、商品性能を比較したりシミュレーションして決定しました。わたしの場合、リフォーム業者さんを通して導入しましたが、一般的にリフォーム会社さんはスマートハウスの専門家ではないので、詳細は自分で調査し、メーカに直接問い合わせるなどしてシステムを検討しました。アプリは各メーカのものです
(Q)完全放電で、電池劣化しますが、満充電でもある程度劣化します。そこは考慮済でしょうか?
ななみん:わたしの場合、電池の劣化防止や、突然のお出かけや停電を考慮し、SoCの下限は30、上限は95で運用しています。ただ、個人的な意見としては、電気自動車の電池劣化を恐れてそこまで厳密にこだわって運用しなくても良い気もします。(ストレスにならない範囲で)
(Q)200円最高です!むしろ、数百円からはじめられるスマートハウスもあるかが気になります!
豊田:100円ショップの300円商品など100円を超える値段の商品だと、センサー駆動の製品や、別の何かと組み合わせられるセンサーなどがあるので、そういったものを活用できそうに思います!
(Q)おもちゃとかみたら「これ分解して○○したい」欲にかられますか?
豊田:仕組みが気になるものは、中身の部品・駆動する仕組みなどを見てみたくて分解したいと思うことがあります。
(Q)200円なら、子供教室とかでみんなで作ってみようとかできそうですね。(子供でも作れる世界?)
豊田:できると思います!プログラミングを組み合わせている部分がありますが、今はプログラミングに不慣れな方でも使いやすいものがあったりしますし、コーディングを生成AIにサポートしてもらって進めるというやり方もあると思うので、できそうです!
(Q)すごい!!ファミリーマット的な奴作れるじゃないですか!!!※昔のファミコン時代のアレね
豊田:空気ポンプの上に何かのせて、踏みやすくする・踏む動作をたくさんやっても転びにくいようにするなど、そういう工夫を組み合わせるとできると思います!
(Q)エンジニアなみなさん、最近開発はどれくらい生成AIを活用(侵略)されてますか?
小澤:自分で設計して自分で書いたほうが早いし自分好みになります。初見の技術は活用しています!
うーたん:初めてみる長文のコードはAIで要約してもらって、詳細を詰めていく使い方をしています
ななみん:本業ではコードは書きませんが、今回の発表でGPTsを自然に作ってたので、生成AIはかなり活用し、調教していると思います。
スマートハウス関連だと、天気の予測(→そこから未来の太陽光発電量を予測)が難しい。未来の予測が現時点では難しいなと感じています。
豊田:個人でのモノづくりで効率良く試作・開発をするのに活用しています。また、展示イベントに出展する作品に生成AIを組み込んだものを作ってみたいと思っていて、その時に従量課金でたくさんの費用がかかるのは防ぎたいので、ローカルLLMも性能・使い勝手を試しています。
(Q)最近大型イベント多かったですが、個人的なインパクトあったテックニュースとかは皆さんから聞いてみたいすね
小澤:スペースX社で切り落としたロケットの部分が発射台まで自分で戻ってくるのが衝撃的でした
ななみん:天気の予測で言うと、ちょうど今年の5月後半に発表されていましたが、MicrosoftのAuroraのAIは天気予測の精度が良いらしいと聞いたので、取り入れたいと思っています。
豊田:体験型展示を作るのに使えそうと思って、インタラクションに活用できそうだったり、デモコンテンツ作成に使えそうだったりする新機能・既存の機能の高機能化が気になりました。例えば、Google I/O 2025で発表されたGeminiのAPIでの音楽生成・音声合成・Live APIまわりなどです。
(Q)今回のテーマを思い立ったきっかけは?
小澤:会社全体で数理最適化をしている人が非常に少ない為、 啓発活動としての登壇を依頼されました。数式が苦手な人にも分かりやすく、 かつエンジニアでも面白い話をするようにとのオーダーでしたので、 みんながイメージしやすい例として「300円のおやつ」を題材にしました。
うーたん:前からやっていた活動(シビックテック)だったので、今回の内容を持ってきました!
ななみん:わたしは常に電力の流れを見ながらスマートハウスで在宅勤務をしているので、発電量やバッテリー残量に応じたアクションが瞬時に分かるのですが、計算の自動化をしたり、他の人でも操作ができるようにしたいと思い、ノウハウを可視化し、GPTs化することを思いつきました。
豊田:ここ1年くらいで展示イベントに出展した作品で使った技術・ノウハウを発表内容にしようと思いました。それで複数の候補が出たのですが、その中でもモノづくり仲間やイベントで展示を体験してくれた方達の反応が良かった、今回の内容を選びました。
(Q)これみんなに聞いてみたいのですが、ソフトウェア以外のハードウェア(家とかPCとか)で、どれくらいテック・ハックしていますか? コーディングとかもできるレベルのハックとかも興味あります
小澤:ミニPCを安く買ってきて、できるだけ安く開発環境を作って楽しんでいます
うーたん:スマートホームはまだできていません
ななみん:動くものが好きなので、ラズパイ、Arduinoなどを使って、IoT扇風機、IoT冷蔵庫を作ったりといったことをしています。ハードが好きです!
豊田:家に常設しているものだと、コーディングなしでも使えるスマートリモコンでの家電操作があります。ハードウェアに関わるコーディングだと、「異なるハードウェア同士を連携させる、ハードウェアとソフトウェアをつなぐ」といった方向のもので、意外な組み合わせという印象のもので色々試していたりします。
イベント中にあがったQ&Aは以上です。
今回の登壇レポート一覧
おやつは300円まで!の最適化を模索してみた
小澤 陽介さんの発表内容については、以下の記事リンクからご覧ください。
市町村のオープンデータを使って「公園・トイレの口コミマップ」を作ってみた
うーたんさんの発表内容については、以下の記事リンクからご覧ください。
スマートハウスの蓄電性能の効率化を実現してみた〜電気自動車編〜
ななみんさんの発表内容については、以下の記事リンクからご覧ください。
総額200円の入力インターフェースで年齢問わず楽しめる体験型展示
豊田陽介さん の発表内容については、以下の記事リンクからご覧ください。



