【イベントレポート】エンジニアの冬休みの自由研究発表会

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こんにちは!TECH Street編集部です!

今回は2020年1月21日(木)に開催した、エンジニアの冬休みの自由研究発表会のイベントレポートお届けいたします!今回の登壇者はこちらのみなさま。

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・ななみんさん(左上)
・モギュさん(右上)
・木戸康平さん(左下)
・鈴木潤さん(右下)

今回、第2回目となるエンジニアのための自由研究発表会!前回も大好評だったこの企画、是非お楽しみください♪

 

「IoTキャンプに挑戦」/ななみんさん

普段は通信会社で働いているななみんさん。2017年に戸建てに引っ越したことをきっかけに、「おうちハック」に目覚め、自宅のIoT化に挑戦しているそうです!

ななみんさんが定義する「おうちハック」とは

「IoTの一分野で、じぶん(+家族やペット)の暮らしを便利で楽しくするために、ハードウェア+ソフトウェアの開発をしたりしなかったりしながら、理想の生活を追求すること。」なのだとか。

また、ななみんさんは「おうちハック」はIoT・未来の生活や働き方を考えるきっかけになると語ります。「おうちハック」ときくと、少しハードルが高いようにも感じますが、

・自宅にWi-Fiがあれば、多くの機器が使える
・どうしても必要な時以外はプログラミングをしなくてもOK

とのことで、想像以上に様々な形で、私たちの生活に取り入れられる「おうちハック」がありそうな予感…!多くの時間を使う自宅が便利になれば幸福度が上がり、コスト削減も叶いますよね◎

さて、今回ななみんさんが挑戦したのは「キャンプIoT」

実は、キャンプ業界でも新しい働き方やワーケーションを意識して、電源サイト(電源が使えるキャンプの区画)が増加しているのだとか。つまり、キャンプ場でもIoTが出来る環境が整ってきているということです。また、「おうちキャンプ」がトレンド入りするなど、Wi-Fiを繋ぎつつ非日常空間を楽しむことへの需要も徐々に高まっています。

今回ななみんさんが「冬キャンプ×IoT」のグッズは下記の3つ。

①IoT温度計

キャンパーさんからすると「湿度・温度計」はよく使うアイテムだそうですが、今回ななみんさんが使用したのは、スマートフォン連携が簡単に出来るSwitchBot社の湿温度計。

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この写真はななみんさんが11月にキャンプに行った際の写真とのことですが、このようにこの湿温度計を設置することでテントの外と中の湿度・温度や、自分のテントと友達のテントの中の湿度・温度を比較したり、その数値を可視化してみることを試してみたそうです。

温度や湿度を可視化してみると、自然界の温度・湿度の奥の深さに気づかされたのだとか…!同じキャンプサイトでもエリアによって湿度が異なっていたり、一方でテントの中では家と変わらないような温度や湿度が一定に保たれていることが分かったそうです。 

②スマート電熱ジャケット/パンツ

こちらは秋葉原などでよく売っているそうですが、寒い環境でも快適にキャンプを楽しむためにスマート電熱ジャケットやパンツを使ってみたそうです。モバイルバッテリーは大量に消費するそうですが、テント外での防寒対策にとても便利なのだとか!(テント内はさらに電気毛布を追加して万全な防寒対策!)

③BBQ肉用のスマート温度計

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キャンプといえばBBQですが、こちらはなんと最大6か所まで測ることが出来る温度計。BBQ肉にちゃんと火が通っているかを確認したり、タイマー機能をつかって料理したり、それらをアプリで管理ができるそうです…!(これをもっているとキャンプ場でモテるのでは…!?)

※注意事項として、キャンプサイトによっては使える電力量やWi-fiの使用量に制限があったりすることもあるので、事前に電力供給量を確認したり、モバイルバッテリーをたくさん持っていくことをオススメします!

アウトドアで電源もなく、自然だけを楽しむ!というのがキャンプの従来のイメージでしたが、最新のテクノロジーをつかうとよりキャンプを楽しめる可能性が広がりそうですね。寒さが苦手な方やお料理が苦手な方でも、こういったグッズを使うことでキャンプに挑戦してみることが出来るのでは…!?ますます注目が集まりそうなキャンプIoTに、今年は是非注目してみてください♪

 

「スプラトゥーン2をリングフィットコントローラーで操作できるようにしてみた」/モギュさん

ある日、モギュさんは「リングフィットとスプラトゥーンを組み合わせたら…痩せるのでは…」と思いついたそう。(斬新な発想ですね!)

Nintendo Switchのフィットネスゲーム『リングフィットアドベンチャー』。リングフィットアドベンチャーは手に持って使う「リングコン」と脚に巻き付ける「レッグバンド」を使ってプレイをします。

と合わせて今回組み合わせたのは『スプラトゥーン』。こちらは、インクを多く塗ったほうが勝ち!という陣取りゲームとなります。

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そして、さっそく作ってみたのがこちら。Joy-ConとPCをBluetoothで繋ぎ、PCからArduino UNOにシリアル通信を送り、スイッチ本体に入力を行うという仕組みになっています。

そもそもスイッチとJoy-Conはどのように通信が行われているかというと、「HIDクラス」というディバイスクラスを通じて通信され操作が行われています。

この「HIDクラス」では、端末からPCに対し、レポート単位で定期的にデータの送信が行われます。この中には、ボタンが押されているかどうか、X方向Y方向への移動量等のデータが含まれているそう。

このレポートの内容を書き換えてあげることで、任意の入力が行えるような仕組み作りをしました。GitHubでは下記のような様々な情報が共有されています。今回はこのなかでもPCからSwitchを操作できるプロジェクト(https://github.com/KawaSwitch/Poke-Controller)をつかって、実装しました。

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これらのライブラリを用いて、Arduino UNOシリアル通信を行えばPCから操作をすることが出来るようになります。

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次に、Joy-ConからPCへのデータ送信ですが、こちらはBluetoothを使えばデータの取得自体は可能なのだそうですが、加速度センサーやジャイロセンサーの値までは取得が出来ない状況だったそうです。ただ、このレポートにも「HIDクラス」が用いられているので、このレポートの解析が出来ればデータの取得はできるのだとか。

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今回は「joycon-python」というライブラリを使用して実装したところ、ボタンの入力やジャイロセンサー・加速度センサーの値も取得することができるようになりました。

「joycon-python」を使ってコントローラーからPCにデータの検出が出来るようになり、PCからシリアル通信を行うことでSwitchにデータの入力を行えるようになりました。
この二つの仕組みを繋げることでPCを通してSwitchの入力が出来るようになります。

最後に、ボタンの入力。加速度センサーのX軸やY軸のデータを利用し、リングコンがどちらの向きを向いたかを検出し、対応の割り当てを行います。

実際の戦闘シーンについてはニコニコ動画にアップされているそうなので是非チェックしてみてください!(3分間、リングコンを押し続けながら操作するのがなかなかしんどいそうです…ダイエットにはいいかも?!)

・実演

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実演もしていただきました!想像以上にスムーズに動いていて凄い!(モギュさんの息が上がっている音も…!かなりいい運動になりそうです笑!)

この結果、モギュさんはダイエットに成功したそうです!(3ヵ月でマイナス6キロ!※筋トレなども別でしていたそう)

「こんなのがあったらおもしろい」という気持ちから、開発をはじめ、実際に当初の目的である“痩せる”も達成された行動力、素晴らしいですね…!エンジニアさんならではの発想で、非常に面白い事例のシェアでした。自粛期間に運動不足に悩まれている方は、是非、実践してみるのはいかがでしょうか?◎

 

「寒い冬を乗り越えるためにデスクをスマートこたつ化してみた」/木戸康平さん

 IoTを専門に扱われている木戸さんからは、最近抱えている悩みを解決するためにトライしたことをシェアしていただきました。

その最近の悩みというと…「寒い」。わかります、最近めっちゃ寒いですよね…冬ですしね…。特に、在宅勤務などを行っているとき、午前中は部屋があったまってなかったりして寒さに凍えながら業務をしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この、「寒い」という悩みを解決するために創意工夫を重ねた結果「スマートこたつ」の開発にたどり着いたのだとか!

そして「自分がいる場所だけ部分的にあったまる方法」として思いついたのがこたつだそうです。とはいえ、PCをおいて排熱的に大丈夫か、スペース的に作業のしやすさは大丈夫かと心配していたところ、既存のデスクにあうようなこたつを、Amazonで発見。早速購入してみたとのこと。

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木戸さんは、こたつを導入するにあたって、ついでに「部屋が暖かくなったら自動で切れてほしい」「席を外したタイミングで自動できれてくれればいいな」という思い付きがあったのだとか。この自動化を叶えるために、スマートプラグも同時購入。

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また、温度センサと人感センサ、obnizも導入。

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スマートプラグがNode.jsで動き、こたつの電源の操作をし、Node.jsの下でobnizディバイスがあり、温度センサーや人感センサーが反応してデータを送る、という図を構想していました。

しかし、実際に取り組んでみると、一筋縄とはいかず、想定外のことも発生したそう…!スマートプラグがコンセント刺さらなかったり、IFTTTと繋がらなかったり…

コンセントは対応可能な延長ケーブルを見つけ、IFTTTと繋がらない問題については(おそらく非公式ではあるものの)操作用のnpmライブラリを見つけ、解決できたそうです!

そして出来上がったのがこちら!

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当初の想定からIFTTTが消えたような形で出来上がりました。Node.jsからプラグに対してリクエストを投げてON・OFFの制御をするような形です。

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想定よりも、布団が短かったそうですが(笑)センサも想定通り動き大成功◎

プログラムは30行。自動でONになるのは安全面で不安があったので、自動機能はOFFのみ実装。

実際に使ってみたところ、こんなかんじとのことでした!
・ほんのりあたたかい
・電源切り忘れがないのは安心
・こたつ効果で寝ることはなさそう
・スマートコンセントはカチッと音がなるので切れたのが分かる

想定外なことが起こるのも、既製品ではなく、“自分でつくろう”としているからこそ!こんな想定外な出来事も、発見や学びに繋がっていって素敵ですね◎

 

「Amazon API GatewayとJavaScriptとかでオンラインゲーム作ろうとしたら得体の知れないものができた件について」/鈴木潤さん

 最後は、鈴木さんの発表!“得体の知れないもの”…いったいどんなものなのでしょうか…?!

鈴木さんが繰り返し強調されていたので、念のため先にお伝えさせていただきます。これから先の発表内容は、あくまでも「個人の見解」としてお楽しみください。w

年末ごろ、2Dゲームつくりたい、どうしようかなあなどいろんな思いが巡り、電撃走った結果(?)、開発に踏み切ったのだとか。今回、出来上がったものはこちら。

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画面の左側に注目!十字キーで移動が出来て、コメントが右から左に流れる…!(某動画サイトみたい!)

実際につくるフェーズでは、
・要件定義は大事。(大事なので2回いう)
・技術選定も大事。
→JavaScriptでつくり、リアルタイムでキャラを動かす。スライドはWebSocketで切り替わるようにする
・インフラはどうするか

などなど考えた上で、重要なのはサーバレスでやる!!とのことで鈴木さん曰く、とにかく気合でがんばってみたとのことでした。

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完成後の課題と今後の展望についても。

・ゲームにしたかったのに戦闘要素がない!
→登壇者vsオーディエンスのレイドバトル機能を実装したい。
→登壇者のHPを0にすることで、強制的な発表の打ち切りができる機能。緊張感のあるインタラクティブなイベントの運用が期待できるのでは…?!

それにしても癖が強い。最初から最後まで、とにかく癖が強い鈴木さんの発表、最高です。発想が斬新でワクワク心が揺さぶられるお話でした。聞いているうちに、自然と顔がにやけてしまっていました…(笑)


まとめ

 

今回の皆さん共通ですが、「作ってみたい」「こんなのがあったらいいな」と思いついたとき、それを「作ることができる」のはエンジニアさんならではの強みですね。既存の価値観に縛られず、斬新なアイディアを形にしていくことでお仕事などでも活かせる発見や学びもあるのではないでしょうか…◎

・参加者満足度

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皆さま「非常に良かった」「良かった」と回答いただきました!ありがとうございます^^

・参加者からの声

・みんなが物づくりをしていて刺激になった
・こたつ、キャンプ、ゲームとコロナ禍で活用できるものがあって面白かったです。
・ガッツリスゲーのでなく、多少ユルイのが楽しかったでふ。
・和やかな雰囲気のイベントで参加しやすいです。
・ネガティブコメントがないので参加する側も参加しやすいと思います。自由なアイデアを共有する場として、よいと思います
・あっという間に終わりの時間となっていました。特に、こたつ購入決定です。

・ビデオオンにしていただいた皆様との集合写真

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最後に、今回ご登壇いただきましたななみんさん、モギュさん、木戸さん、鈴木さん、ご参加くださった皆様ありがとうございました!今回のイベントレポートは以上になります♪次回もお楽しみに。