【イベント主催レポート】Chatworkのコツを楽しく学ぶ<テレワーク応援2>

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こんにちは!TECH Street編集部です。

テレワーク応援企画第2段のイベントレポートをお届けします!

今回は、Chatworkのユーザーコミュニティである「Chatwork Cafe」さんと一緒にChatworkのコツを楽しく学ぶイベントを開催いたしました。

Chatwork Caféとは?

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Chatwork CaféはChatworkユーザーが集まり、運用テクニックや悩みの共有などをおこなうことを目的としたユーザーコミュニティ。有志で地域ごとに支部を立ち上げ、不定期にユーザー同士で集まっているコミュニティなんです♪

そんなChatwork Caféさんと一緒にイベントを開催したのですが、皆さんの【Chatwork愛】がすごい!!

今回のご登壇者の方々

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なんとポーズはC&WのChatworkポーズ!(もう、愛が溢れちゃってますねw)

イベントレポートでは、前半は登壇者それぞれの観点でChatworkの活用方法をお話いただいた内容の紹介、後半では参加者からのご質問・参加者からの感想コメントなどをシェアいたします♪


『Chatworkを使ったテレワークについて』/永妻 寛哲さん

コロナでITが10年進んだと言われていますが…実際「いつの間にかコロナ前と同じ毎日に」なっていませんか?

これには「テレワークの課題」である「コミュニケーションの絶対量が不足」し、「他のメンバーが何しているかわからない」「聞きたいことがすぐ聞けない」「一人だと不安になる、集中できない」…など、どこでも起こりうる“あるあるの”理由が原因に!

そんな課題の解決方法を、“Chatwork愛”に溢れる永妻さんが、教えてくださいました。

課題改善にむけてやったこと

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Chatworkをフル活用する!!
→ルールを決めてChatworkをどう取り入れるか決める

①毎朝、今日やることを宣言
②即レス&リアクション
③1日の振り返りミーティングをする
④GASでカレンダーから議事録を自動生成→議事録をChatwork上で通知!

コミュニケーションを生み出す機会をつくれば、テレワーク中につまずいてしまう悩みを解決できそうですね!「いつ」「どのように」取り入れるかを決めて上手に活用していく、今日からでもすぐに取り組める内容で、勉強になりました♪


『Chatwork社のChatworkを使ったテレワーク』/藤井香苗さん

 

Chatwork社の社員さんがどのようにChatworkを使ってテレワークをしているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

ビジネスチャットのプロである藤井さんのChatwork活用方法をシェアしていただいたのですが、自分も周りも気持ちよく働くためのヒントが散りばめられていました!

ビジネスチャットは良いとは思うけど…コミュニケーションにおける課題や悩みを抱えていたり、コロナ禍で在宅ワークをするにも、「自宅で仕事環境を整えるのは困難」と思ったことはありませんか?

→実は、在宅ワークにこそ「ビジネスチャット」は非常に有効なんです!

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在宅ワークでのチャットでのやり取りは、ビデオ会議と比較して「高速なネット回線は不要」「時間に左右されない」「あとから簡単に振り返りができる」などの利点が!

→ただし!文字がメインとなるツールなので、「技術面と心理的なハードル(文字を使う得意不得意・感情の伝達の難しさ)」があるので、それを理解した上で、利用するのが大切とのこと◎

技術面と心理的なハードルの解決方法

・チャットはコミュニケーションの形が、対面やビデオ会議と違うことを理解し、コミュニケーションをとることを意識する
・文字にいかに感情(感情表現)をのせることが大切
・チャットは「会話の相手が目の前にいないこと」を理解する

ビジネスチャットの活用方法(Chatwork)

・できるだけグループチャットを使う
・グループチャットを適切に分割する
・本文だけを簡潔に書く
・絵文字、リアクション機能を臆せず使う
・モバイルアプリの通知機能を活用する
・必要に応じて、または雑談のためにビデオ通話/音声通話を使う

確かに、画面の先に相手がいる(はず)と思い込んで、オフィスで働いていた時のようなコミュニケーションを求めてしまうと、相手とすれ違い、上手くいかなってしまっていたなと反省...

Chatwork社では、「相手は今、コミュニケーションが難しい状況かもしれない」と考え、相手を思いやって働いているからこそ、在宅ワークが上手くいっているのだと感じました!

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「雑談ランチにRemo」を使っているというTIPSもシェアいただきました◎テレワークを楽しんでいて羨ましい〜ぜひ真似してみたい!

ここからは、ユーザー登壇のライトニングトークを紹介します。


Chatworkを活用したチーム活性化ゲームを考えてみた/YUKAさん 

 

テレワークでは、必要最小限の会話だけで雑談する機会もなくなりましたよね。

そんな中、テレワーク中の息抜きとしてChatworkの新しい活用方法を考えてみたというYUKAさん。テキスト情報とChatworkを活かした「チームの活性化とメンバー相互理解」が進むゲームを紹介していただきました。

→その名も、デジタル「NGワードゲーム」!

Chatworkのサービス連携機能(Twitter連携)を活用して、各メンバーがテキストで発言しそうな単語やフレーズ(=NGワード)を予測して登録。メンバーが予想したNGワードを発信したらアウト!

 NGワード予想が当たったメンバーが勝ち、負けたメンバーは罰ゲームとしてChatworkに登録されたタスクをこなす(例:コーヒーを1杯おごる など)というゲームです。

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※ゲームにはChatworkアカウントの他にTwitterアカウントとIFTTTアカウントが必要

新しい観点のChatwork活用方法で、参加者の方、登壇者の方々も「なるほど〜」「どうやってそれ考えたの?!」というコメントが飛び交っていました♪

簡単に始められる+内容もわかりやすいゲームなので、年齢や人数関係なく楽しめそうですね。テレワーク中でも楽しく息抜き&メンバー理解が深まりそうな予感!

 

Chatworkでリアルタイムに「働き方」の情報共有をする方法〜働き方の多様化を支えるちょっとしたルール〜/松永文音さん

 

松永さんが所属しているキャップクラウド社は、働き方(時間×場所)が業務や自分都合で選択できるという働き方をしているそう。(働き方の多様化、ステキですね!)

自分らしい働き方を実現できる人が増えた一方、「誰がいつどこで働いているのか」のブラックボックスをChatworkで解決するルールを考えたそうです。

働き方の多様化を支えるちょっとしたChatworkのルール

・勤怠状況を全社員がいるグループチャット上で自分の働き方を発信する!
→絵文字で勤怠状況を管理(出勤・退勤・中断・再開)

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このルールのおかげで、

・オフィスにいたときと同じように出勤・退勤がわかるようになった
・業務を一時中断中の人に対して気遣いができるようになった
・業務の中断・再開に抵抗感が減った

こんなメリットが!

シンプルなルールだからこそ、全員が上手に活用できていて、より働きやすくなったのかもしれないですね。Chatworkで「何をしたいのか」「何が課題なのか」を明確にして、誰もができる「シンプルなルール」を徹底する、そのアイデアいただき!!

 

Chatworkで脱VPN入門/金光新平さん 

 

金光さんが所属する清原株式会社ではテレワーク中VPNサービスを使ってリモートアクセスしていたのですが、まさかの障害のためサービスが終了してしまうという事態発生...!

そこで、VPNに依存しない仕組みのためにクラウド化を実施!
→「Chatwork」「Gmail」「Google Drive」を使って乗り越えたとのこと。

コミュニケーション部分では「Chatwork」が、在宅・オフィスワークの人を繋いでくれたそうです!

Chatworkを使ってて良かった点

f:id:pcads_media:20201124135916p:plain・サービス単体でセキュアに利用できる
・ITリテラシーが高くなくても簡単に使える
・APIによる複数サービスとの連携でき高度な使い方もできる
・GoogleやMicrosoftなど他のサービスと併用することで、障害に強い運用ができる

テレワーク運用において、脱VPNという可能性、そのはじめの一歩としてクラウドサービスをそのまま利用するという選択肢、コミュニケーションの部分でまずはChatworkを導入してみるというのをオススメしますとのことでした!

VPNでの運用を減らすことでコストも削減できるなど、導入のハードルはあるかもしれませんが、リモート環境下においてはメリットの方が多そうですね。

環境にあった適切なサービスを選定して、その会社に合うサービスを導入することが大切だと改めて感じました◎


『0%テレワーク情シス』/竹村寿志さん

 

所属するユニヴァ・ペイキャスト社ではコロナ禍でテレワークを導入したものの、メンバーが全員在宅なので、出社してもテレワークをしているのと同じ!ということで竹村さんはあえてオフィスに出社していたのだとか。※2ヶ月おきにコロナの検査をしていたとのこと!

コロナ禍で8割の社員がテレワークをする中、「オフィスワーク」と「テレワーク」でどのようにコミュニケーションを取るかが重要だったと話す竹村さん。

f:id:pcads_media:20201124140019p:plainやはりポイントは非対面(チャット、web会議、電話、メール、電話会議など)の中で、テキストでどの程度、コミュニケーションが出来るかが重要。

この経験から、《ビジネスチャットのキーポイント》をシェアしていただきました。

①流れることへの耐性(忘却防止、タスク管理の仕方)
②くだけた表現への耐性(お疲れ様です。〇〇です、いらない)
③すくなくとも通じるかどうか(そもそも話が通じないと意味がない)

対面では伝わる「空気」や「雰囲気」が、非対面ではほぼゼロであること、チャットツールに対する耐性がないことを十分理解し、ポイントを取り入れながら導入を進めていくこと、たしかに大事ですね!

まだ暫定でテレワークをしているところは、働き方だけでなく「労働環境」「安否確認や避難場所の確保」などなどさらなる準備や対策も必要となるのでやることはまだまだたくさん...!各部署単位で連携プレーでより働きやすい環境をつくることが大切ですね◎

 

まとめ 

Chatwork愛にあふれる6名の発表はいかがでしたか?テレワークが進む中、新しいコミュニケーション方法を理解し、「それぞれの会社の目的に合う」使い方をすることが大切だと改めて感じることが出来ました!

また非対面で「楽しく働ける環境」を生み出せる可能性に溢れているので、しっかり取り入れていきたいですね。

参加者満足度

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参加者コメント

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参加者の方々からはこんなコメントをいただきました♪

参加者のみなさま、ご登壇いただいた長妻さん、藤井さん、YUKAさん、松永さん、金光さん、竹村さん、Mitzさんありがとうございました!

>>次のページでは当日のQ&A集を紹介いたします


 

(Q1)Chatworkコミュニティさんの名前で、「カフェ」の由来はなんですか?

→札幌で初めてChatworkCaféを開催した方が名付け親です。その方はkintone Caféの運営にも関わっていて、Chatwork版のkintone Caféとして始めたことが由来です。東京はChatwork東京オフィスで開催していますが、他のエリアでは本当にカフェなどで開催することもあります。(永妻さん)

 

(Q2) Chatwork社が、いまChatworkでここが課題だ!(改善予定!)という箇所ってございますでしょうか?

→課題たくさんあります・・・!自分の部署の課題だと、もっとユーザーさんへの理解が必要だな、と思っています。プロダクトの課題もたくさんあるので、ユーザーさんの声聞きながら進めていきたいと思っています。(藤井さん)


(Q3)開発業務などは集中が必要となります。テレワークでチャット上でのコミュニケーションが前提とすると、チャットを気にしていると業務が進まないジレンマがあります。Chatworkさんではチャットへの返信タイミングなどにルールはありますか?

→開発の方ではあるかもしれないです(カレンダーに集中時間を設定して、業務に関係ないグループチャットはカテゴリ機能を使って表示させていないエンジニアもいたりしてます)。チャットは基本的に即時的な返事を求めていないやり取りなので、すぐ解決したいことは「今聞けますか?」と軽くChatwork LiveなどでMTGしちゃっています。(藤井さん)


(Q4)一番使われてる絵文字ランキング なんてありますか?

→ランキングこちらです!https://www.facebook.com/watch/?v=474345473361022 (藤井さん)(2019年8月7日時点)

 

(Q5)グループチャットをなるべく分けていますが、逆に何のグループチャットがあるか分からない状態になっています。。。グループチャットの利用頻度が分かるような機能があると良いのかもしれないですね。

→利用頻度が高いものが上位に表示がされるようになっています。ちなみに、グループチャットは、命名ルールを統一していただく、同じようなテーマのグループチャットを重複して作らないのがポイントです。弊社の場合は、プロジェクト案件はグループチャット名の頭に「PJ」と入れるようにしています。(藤井さん)


(Q6) タスク管理機能の便利さって意外と知らない人(Chatworkを使ったことのない人で)が多いですよね?タスク管理管理機能って差別化的に一番のウリにはならないですか?

→一番のウリではないですが、結構「タスクがあるから」っていうので選んでいただくケースもあります!(藤井さん)


(Q7)奥村さんがTwitter連携をされてましたが、他のサービスとの連携ってどれくらい簡単にできるのか気になります。簡単ですか?

→全てのサービスの連携を試したわけではないのですが、少なくともTwitterやFacebookなどの連携は非常に簡単でした。Chatworkさんの公式ページにキャプチャ付きでわかりやすく掲載されていましたので迷わず連携完了まで進めました。(奥村さん)


(Q8)実はChatworkを使ったことないのですが、オンラインでハンズオンで教えてくれるイベントってありますか?

→いまはその手のイベントがあまりないのですが、今後ChatworkCaféでも開催していきたいと思っています。(永妻さん)

 

(Q9)ChatworkとGoogleサービスとの連携ってありますか?

→ノンコーディングで連携するならzapierやIFTTTがおすすめです。少しコードを書いてもいいよ、ということであればGoogle Apps Scriptを使えばより高度な連携も実現できます。

イチからコードを書くのはちょっと大変ですが、大抵のスクリプトはネットで検索すれば近しいものが見つかると思います。(永妻さん)


(Q10)奥村さんはどうやってNGワードゲームを思いついたんですか?

→ChatworkとTwitterを連携させて、自分が管理しているTwitterのハッシュタグがつぶやかれたら通知するようにしていました。その設定を思い出し、特定のTwitterアカウントが特定のキーワードをつぶやいたら通知されればNGワードゲームみたいなことできるなと思いついたのがきっかけです。(奥村さん)

 

(Q11)Chatworkさんは、勤怠連絡用チャットグループとかありますか?

→あります!勤怠システムではジョブカン を使っているんですが、日々の勤務の連絡は各事業部の勤怠チャットで報告しています。(藤井さん)


(Q12)裏技集とかTipsが載っているページとか知りたいです。

→Chatworkユーザー向けのお役立ちチャットがあって、定期的にカスタマーサクセス チームから活用Tipsを投稿しています。もしよかったら入ってみて下さい!https://www.chatwork.com/g/chatworkofficial (藤井さん)


(Q13)老舗企業での活用! Chatwork導入時~社内スケールって困難なく進みましたか? 古い企業だとこういうSaaS導入って理解が得られなかったり壁がある認識です。

→もちろん困難はありました、老舗企業でのSaas導入ポイントはいくつかあります。まず保守的なシステム管理者がいる場合はすっ飛ばして経営層に訴えかける、その場合の提案の材料はシャドーITの撲滅です、導入しないと勝手に許可してないもの使われて管理が出来ない状態になって大変ですよと。あとはテストケースでの導入ということにする、サブスクなのでいつでもやめれますよと言う感じですね。(金光さん)

 

(Q14)清原社がChatworkを選んだ一番の理由を聞きたいです。(競合ツールではなくChatworkを選んだ理由)

→アルファベット(英語)が少ない所ですね。他のチャットツールはメンションなどでアルファベットのユーザーIDが表示されてる時点で、ITリテラシーが高くない人間はアレルギー起こします。※導入当時は5年前なのでslackなどはローカライズされてなかったです。


(Q15)非エンジニア向け!誰でも使える!っていうのはやはりChatworkならではですか?もっとこれ発信してもらいたいですね。

→他のチャットツールと明らかに違う部分それは、スレッド機能を付けてない事。ITリテラシーが高くない人にとっては、使いにくくないという印象を持ちます。Gmail導入した時も、多くのIT得意ではない人がスレッド機能をOFFにしてました。(金光さん)

 

(Q16)なるほど「グループチャット数が限られている」これは不満ってことですよね。 これ、改善要望の声はないですか?

→グループチャットが足りずに改善要望をくださる方は、Chatworkをしっかり使ってくださっている方々なので、その方には有料プランに切り替えていただいてさらに業務効率化につなげていただきたいです。ガッツリ使うと14じゃ絶対足りないはずなので。(藤井さん)

 質問は以上となります。また、次回以降のイベントをご期待ください〜^^